コーディネートの完成度を上げ、女性を華やかに彩ってくれるアクサセリー。その中でもピアスは、顔周りを印象的に見せてくれるオシャレの必須アイテムです。「ピアスを開けたいけれどちょっと怖い」、「ピアスの開け方がわからない」という人もいるのでは?

今回はピアス初心者のために、正しい開け方や位置、注意点など、気になるポイントを紹介。これからピアスを開けたいと考えている方の不安や疑問にお答えします。

ピアスを開けるメリットとデメリットとは?

ピアスを開けることは、耳たぶに穴を開けるということです。メリットもたくさんありますが、デメリットもあります。まずはそこをきちんと理解しましょう。

ピアスを開けるメリット

ピアスの穴をまだ開けていない人にとって憧れのピアス。そのメリットは、

  1. オシャレの幅が広がる
  2. イヤリングと比べると長時間つけていても痛くなりにくい
  3. イヤリングと比べると紛失しにくい

ピアスの最大の魅力は、デザインが豊富なこと。華奢なものからデコラティブなものまで、可愛いデザインが多く揃っています。洋服とのコーディネートを楽しんだり、ポイントアイテムとして際立たせたりと、オシャレの幅も広がります。

留め具で耳たぶにつけるイヤリングに比べ、ピアスは穴に通しているので長時間つけても痛くなりにくく、落として紛失する可能性も低いです。

ピアスを開けるデメリット

ピアスのデメリットは、

  1. 施術時に痛みを伴う
  2. 金属アレルギーになる可能性がある
  3. ダウンタイムが長く、毎日のケアが必要

耳たぶに穴を開けるため、麻酔をするにしてもやはり痛いです。これは、ピアスを開けるなら避けては通れません。また、穴を開けたあともしばらくケアが必要です。ホールが落ち着くまで毎日消毒をしなければいけないので、マメなお手入れが苦手な人は少しストレスに感じてしまうかもしれません。

ピアスを開けることによって金属アレルギーを発症したり、もともとアレルギーを持っていた人がピアスに反応したりすることもあります。

化膿してしまったり、金属アレルギーになってしまったりして、「こんなはずじゃなかった」と思わないように、ピアスを開ける際は特にデメリットを理解してから行うようにしましょう。

ピアスを開ける注意点

ピアスの開け方にはどんなものがあるの?

ピアスのメリットとデメリットをしっかり理解したうえで、「ピアスを開けよう」と思ったら、早速行動に移しましょう。開け方はいろいろありますが、今回は代表的な3つのパターンをご紹介します。

病院でピアス穴を開ける方法

まず一つめは、病院でピアス穴を開ける方法です。ピアス穴を開ける施術を行っているか病院に確認をする必要がありますが、基本的には皮膚科、耳鼻咽喉科、美容外科で開けることができます。

病院で開けるメリットは、衛生面や安全面に関して安心できること。病院によっては、麻酔やアレルギー検査をしてもらえるところもあります。料金は、保険が使えないので両耳一つずつで5000円前後が一般的です。

セルフでピアス穴を開ける方法

市販のピアッサーを使って自分で開けるのが一般的。ピアッサーは、1000円前後で販売されているので、手軽にピアス穴を開けることができます。ピアッサーを使う場合は、使い回しをしないようにしてください。必ず、一つのピアス穴を開けるのに一個のピアッサーを使用するようにしましょう。

中には、安全ピンやニードルで開ける人もいるようですが、穴が曲がってしまったり、不衛生だったりする可能性があるので、おすすめできません。

ピアススタジオでピアス穴を開ける方法

ピアスホールを作るための専門店、ピアススタジオで開ける場合、医師免許がない人が開ける可能性があるので注意しましょう。ピアススタジオは耳以外にもピアスホールの施術をしている場合が多いようです。

ピアスを開ける方法

ピアスの穴を開ける時のルール

耳たぶの大きさや形は人それぞれですが、ピアスの穴の位置で印象も変わってきます。バランスよく見えるピアスホールの位置は、耳たぶの付け根から5mm以上離すのが◎。あまり外側すぎると、ピアスの重みで耳が切れてしまう可能性もあるので気をつけましょう。

セルフでピアス穴を開けるときの注意点

人の顔は左右違うので、セルフで穴を開ける場合は、穴の方向や位置がバラバラにならないようによく観察して開けるようにしましょう。イヤリングと違い、後から穴の位置を変えることができないので慎重に。

ピアス穴を一度にたくさん開けてもいいの?

二個、三個のピアスホールを一気に開けたいと思う人もいるかもしれませんが、開ける数が増えるほど、アレルギーや衛生面でのリスクが高まります。一度にたくさん開けるのは避けるのがベター。一回につき左右一個ずつ開けるのがベストです。

ピアスを開ける注意点

ピアスの種類と選ぶポイント

ピアスの開け方が分かったら、次はピアスの種類について知っておきましょう。ピアスホールが安定するまで、しばらくの間つけたままにするのがファーストピアスです。

ファーストピアスの素材

いわゆる、ピアス穴を開けて最初につけるピアスがファーストピアスです。ファーストピアスには18金やプラチナ、セラミック、チタンなどの質のよい、金属アレルギーを起こしにくい素材を選ぶことが第一条件です。

ファーストピアスの選び方

ヘッドが小さすぎるものは穴に埋まってしまう可能性があるので、ヘッドが大きめのもので、軸も普通のピアスよりやや太めのものを選ぶようにしましょう。

ファーストピアスが外れてしまうと穴が塞がってしまう場合もあるので、キャッチが固めのものをセレクト。重いものや揺れるものなど、穴に負担がかかるものは避けましょう。

セカンドピアスの選び方

セカンドピアスもしばらくつけたままにするので、ファーストピアス同様に、質の良いものを選ぶことをお勧めします。

ファーストピアス

ピアスホールが完成するまで

ついにピアスを装着!季節や環境、個人差はありますが、だいたいピアスホールが安定するまで1~2カ月かかります。

ピアスが安定するまでのケアの仕方

ピアスを付ける際は、ピアスと皮膚の間を1mmほど開けるようにしましょう。キャッチを締め過ぎてきつくつけてしまうと血行が悪くなり、トラブルの原因に。なるべく朝晩の2回、ピアスと耳の間を水やぬるま湯で洗浄し、清潔に保ちましょう。

そして、軟膏や消毒液を綿棒にとり、ピアスの軸部分や皮膚との接触部分に塗りましょう。

他に気をつけるポイント

耳周りを清潔に保つことはもちろん、ピアスを外さないことも大事。サウナや温泉、激しいスポーツなどは避けるようにしてください。痒みや分泌物がなく、ピアスの軸部分が違和感なく回せるようになればファーストピアス卒業のタイミングです。

ファーストピアスを卒業してから

ピアスホール全体が安定するまで1年ほどかかるので、穴が狭くならないよう、ピアスを外す時間は短くするよう心がけましょう。徐々に外す時間を長くし、様子を見ながらケアしていくことが大切です。

ピアスを開けた箇所やまわりが痒くなったり、化膿したり、分泌物が出たりと皮膚トラブルが起こったら、すぐに病院に行って診てもらいましょう。

ピアスを開けたときのトラブル

まとめ

ピアスはオシャレの幅をグッと広げられるチャンスです。しかし、きちんと施術をしないと化膿や炎症の恐れがあるので、開けたときのデメリット、開けるときの注意点、そのあとのケアの内容など、しっかりと理解したうえでトライしてみてください。

ピアスデビューをしたら、オシャレがもっと楽しくなって、あなたの魅力も高まるはず。ぜひ、ピアス入門編を参考に、安全に楽しんでくださいね。

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