「憧れの宝石ってなに?」と質問すると、「ダイヤモンド」と答える女性も多いのでは? 高価なうえ、婚約指輪や結婚指輪に使われることもあり、「いつかは欲しい…♥」とダイヤモンドに憧れている女性も少なくないと思います。

キラキラと美しく輝くダイヤモンドを見ると、心が奪われてしまいますよね。

キュービックジルコニアって知ってる?

そんな女性の憧れのダイヤモンドと見た目はほぼ変わらない「キュービックジルコニア」ってご存知ですか? 

ダイヤモンドのような輝きを持ちながら、セレブでなくても手軽に揃えられるお値段なので、「ダイヤモンドには手は届かないけれどアクセサリーを楽しみたい!」という方におすすめの石です。今回は、キュービックジルコニアの魅力をお伝えいたします。

キュービックジルコニアってどんな石なの?

キュービックジルコニアとは、ジルコニアにイットリウムやカルシウムなどの物質を添加して人工的に結晶化させたもの。装飾用に開発された人工石のことです。

ダイヤモンドの屈折率と似ているため、「人工ダイヤモンド」と呼ばれることもありますが、その名のとおり素人が見ただけではダイヤモンドと区別がつきにくいほどそっくり。キュービックジルコニアとダイヤモンドを並べてじっくり見比べない限り、一般の人には違いがわかりません。

ダイヤモンドとの違いは何といっても値段!

見た目はダイヤモンドとそっくりのキュービックジルコニアですが、市場の価値には大きな差があります。宝石の王様とも呼ばれるダイヤモンドと、人工石のキュービックジルコニアでは、およそ100倍~500倍、もしくはそれ以上の差が。ここまで違うと、見た目にそこまで違いがないのなら、用途によって使い分けるのもいいかもしれませんね。

ここぞというシーンではダイヤモンドを、デイリー使いで楽しむのはキュービックジルコニアを、と賢く使い分けるのもおすすめです。キュービックジルコニアは、最近ではなくしてしまったり、傷が付いたりしても安心なトラベル用のジュエリーとしても人気があります。

カラーバリエーションが豊富!

キュービックジルコニアは無色、透明のものが主流ですが、人工石なので金属元素の添加によって、赤やオレンジ、青、緑、ピンクといった、さまざまな色の石をつくることができます。カラーバリエが豊富なのは、日常的に楽しむアイテムとしては使いやすく、魅力ですね。

時間が経つと劣化するの?

ダイヤモンドと比べると硬度は劣りますが、それでも硬度が高いため、丁寧に扱っていれば長い間美しい輝きを保つことができます。しかし、皮脂や汗などの汚れによって曇ってくる場合があるので、定期的にお手入れした方がよりきれいな状態をキープできます。

キュービックジルコニアとダイヤモンドの見分け方は?

プロの方が専用のツールを用いて見れば、すぐにキュービックジルコニアとダイヤモンドの違いはわかりますが、一般人には見たところで区別がつきません。そこで、簡単な見分け方を。

見分け方その1 薄暗い場所では輝きが弱くなる

キュービックジルコニアは明るい場所で見ると、ダイヤモンドに比べ、光がより虹色に輝きます。二つを見比べることができるなら、虹色の光が強い方がキュービックジルコニアですが、薄暗い場所ではこの輝きが弱くなってしまいます。

見分け方その2 水を垂らすと水滴は崩れて広がる

水を垂らすと水滴が馴染んで平たくなるなら、キュービックジルコニアの可能性が高いです。ダイヤモンドなら、水を垂らすと、弾いて球形の水滴になります。

見分け方その3 息を吹きかけてもすぐに曇りが消えない

ダイヤモンドは熱伝導率が高いため、息を吹きかけて表面を曇らせてもすぐに透明に戻ります。これがキュービックジルコニアだと、曇りがなかなか消えません。

きれいな輝きを保つためのお手入れ方法

きれいな輝きを失わないためにも、定期的にお手入れをするようにしましょう。汚れがつくと輝きが鈍るため、アクセサリー用のクロスで皮脂や汗などを取ること。また、中性洗剤で優しく洗ったり、超音波洗浄機で洗ったりすれば曇りは落ちます。

お手入れをして、ていねいに扱っていれば、ダイヤモンド同様にキュービックジルコニアの輝きも続きます。

キュービックジルコニアを使ったアクセサリー

最後に、キュービックジルコニアを使ったアクセサリーにはどんなものがあるのかを紹介します。基本的に、キュービックジルコニアは人工ダイヤモンドと言われるほどダイヤモンドにそっくりなので、ダイヤモンドを使ったアクセサリーと似ているものが多いです。

コーディネートのポイント!

シンプルな一粒デザインも見られますが、どちらかというとデザイン性のある凝ったタイプの方が豊富。石自体をスクエアシルエットやしずく型にカットしたり、石を何個か組み合わせて目を引く見た目にしたり、チェーンタイプにしたりと、ひと手間プラスしたデザインが多く見られます。

一点投資で主役的に際立たせるより、おしゃれをアップグレードするアイテムとして、また着こなしを盛り上げる小物として活用した方がいいかもしれませんね。

石が大きければ大きいほど高価になる!

カラットとグレードで価値が決まっているダイヤモンドとは異なり、キュービックジルコニアは直径のサイズによって販売されます。ですので、大きさが大きければ大きいほど高くなり、デザイン性や合わせる他の素材が高価ものになれば価格はアップします。

価格帯はいくらくらいなの?

2,000~3,000円台の手頃なものもあれば、シルバーや10金を合わせた10,000~20,000円台のものもあるので、好みのデザインや普段の着こなしに合うものをセレクトできます。

気軽に購入できるので、ピアスとネックレスをセットで購入したり、バリエーション豊富に揃えたりできるところは惹かれますよね。

まとめ

キュービックジルコニアの魅力について、ダイヤモンドとの違いに触れながらお伝えしましたが、いかがでしたか? 一昔前は、キュービックジルコニアはダイヤモンドの偽者みたいに言われたこともありますが、認知度も上がり、良さも認められ、アクセサリーの装飾材料として一般的になっています。

粗悪なダイヤモンドよりもキュービックジルコニアの方がきれいなケースもあるし、高価なダイヤモンドを普段使いにするにはやっぱり気が引けますよね。ファッションやシーンによって、使い分けるのがベストではないでしょうか。

お手頃価格なのに、ダイヤモンド並みの高級感を味わえるキュービックジルコニア。シンプルなものから可愛らしいものまで、さまざまなデザインのアクセサリーに使用されています。

普段使いとして気兼ねなく楽しめるので、持っておくと便利かも。ぜひワードローブに加えてみてください♪

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